メールの世界は生身の人間を相手としている
文字の世界と、現実の世界は違うのか。インターネットが普及する過程において、
ネットの世界は仮想現実で、そればかりに頼っていると実際の人間関係を
構築するのに障害がでるといったことが議論されてきました。
オンラインゲームなどでは、そちらの世界ばかりに生活の重点をおいて、
日常生活に支障をきたすといった社会問題が起きているようですが、
メールの世界はどうでしょうか。
携帯電話でメールの送受信ができるようになってから、インターネットメールは
あっという間に世界中に広まっていきました。
今では多くの人にとって欠かせない、重要なコミュニケーションツールになったのです。
かつては手紙のやりとりで交流することをペンフレンドといっていましたが、
いまの10代の子たちにとってはペンフレンドという言葉自体聞いたことがないかもしれません。
いまはメル友がそれに取って代わったというわけです。
そして、ペンフレンドを募集するための雑誌は、インターネットの出会い系サイトや
メル友募集サイトに代わっていったのです。
現在では、出会い系サイトにもメル友を募集する掲示板などが設置されており、
社会的な問題となっているような出会い系サイトの使われ方ばかりではないのです。
そして、そこで行われているメールのやりとりは、文字だけの世界の
無味乾燥なものではなく、生きた言葉のやりとりが活発になされているのです。
メールの先には生身の人間がいるわけですから、現実に相手を前にして
話をしていることに近い感覚でメールをしていないと、
愛想を尽かされかねない世界なのです。